原稿の見本 


原稿の質を推し測ってください
初めてご利用されるお客様にとって、「この会社は果たして文章が上手なのか? 下手なのか?」と不安を抱くはずです。現実に、プロと言われる人たちの中にも、文章が上手なライターもいれば下手なライターもいますので、疑問を持って当然だと思います。
その不安・疑問をホームページ上で払拭してご安心いただくためのご参考として、講演録の原稿見本をご覧ください。

 

見本1

【テープ起こしの原文では】
 皆さん、おはようございます。今日は遠くからお越しいただいた方もいるということで伺いまして、たいへんありがたく、今日は日頃からの防災対策ということで事務局からはテーマをいただきましたが、私の方からは皆さんに、まずは防災への意識を持っていただくということをですね、皆さんにぜひともお伝えしたいなと。そんなふうに考えています。
 それでは今回、昨年ですね、3月11日にですね、大変な未曾有な震災、東日本大震災が起きました。その時、私はあの日、あの地震の発生時、東京の喫茶店におりました。私はとっさにテーブルの下にもぐりましたね。もぐったのですが、なかなか揺れがおさまらない。で、そこがとっても古い建物でして。揺れが小さくなったのを見計らって、外に出ました。そうするとですね、道路にはたくさんの人が集まっていましたね。まとまった会社員というよりは、個々人が道路に集まってきたというような感じでしたね。その中にはですね、まさにもちろん震えてしゃがみ込んでいるようなお年寄りもいましたね。で、今日、私がお話ししたいのは、ひとつはですね、そういうときの危機感の差というものなんですけれど。まさに私が一番驚いたのは、あの大きな揺れがあって、ビルからアンテナが落ちているビルがあったりとか、水道管が破裂している、道路で破裂して水があふれていたりとかして、そんな中にあってもエレベータに乗ろうとした人がいたということなんですね。それに気づいて、少し離れていましたが声をかけたんです。エレベータには乗らない方がいいですよと言ったんですね、私、慌てて。でもですね、大丈夫よと言ってですね、乗っていかれたんですよ、平然と。?当に私はですね、唖然としました。そんなふうな出来事があったということです。

 

【弊社で原稿化すると】
  皆さん、おはようございます。今日は遠くからお越しいただいた方もいると伺いまして、たいへんありがたく思っております。今日は「日頃からの防災対策」ということで事務局からテーマをいただきましたが、私からは"まずは防災への意識を持っていただく"ということを、ぜひ皆さんにお伝えしたいと考えています。
 昨年の3月11日に未曾有の東日本大震災が起きました。あの日の地震発生時、私は東京の喫茶店におりました。私はとっさにテーブルの下にもぐりましたが、なかなか揺れがおさまりません。その喫茶店はとても古い建物でしたから、揺れが小さくなったのを見計らって、外に出ました。すると、道路にはたくさんの人が集まっていました。まとまった会社員というよりは、個々人が道路に集まってきたという感じでした。その中には、もちろん震えてしゃがみ込んでいるお年寄りもいました。
 私が今日お話ししたいことのひとつは、そういう時の"危機感の差"というものです。私が一番驚いたのは、あの大きな揺れがあり、ビルからアンテナが落ちているビルがあったり、水道管が破裂して道路に水があふれていたりする、そんな中にあってもエレベータに乗ろうとした人がいたということなのです。私はそれに気づいて、少し離れていましたが声をかけました。「エレベータには乗らない方がいいですよ」と慌てて言ったんですね。でも、「大丈夫よ」と言って平然とエレベータに乗っていかれました。私は本当に唖然としました。そんな出来事があったということです。

 

見本2

【テープ起こしの原文では】
  就職内定率についてみてみましょう。パワーポイントをご覧いただけますでしょうか。グラフです。就職内定率ですね。こちらの線が大卒就職内定率です。そしてこちらの線が高卒の内定率で、その推移ですね。厚生労働、文部科学省がまとめた卒業予定の高校生と大学生の就職内定率です。
 それでですね、ご覧いただいたとおりなんですが、2010年11月現在、正確には11月末時点のですね、大学生の学生の内定率は、調査を始めた1996年以来で最低になっているんです。68.8%。過去3年連続して下がり続けているんですね。みなさんもご存知だと思いますが、かつてバブルが崩壊した後の就職氷河期と言われた時代がありましたが、つまりですね、就職氷河期と言われたころと同じくらい、あるいはそれ以上に大学生のとっては大変な状況が、そういう時代になっているということが簡単に予測できるというわけです。就職したいのにできない学生、進学もできない学生、いわゆる就職浪人ですね。そんなような学生たちが10万人を超えるというような予測もされています。それについてはもちろんですが、大学とか、学部とか、そういったものによっても差はあるんで、その辺のことについては、あとで詳しくお話ししたいと思います。
 そして高校生を見てください。こちらが高校生ですね。グラフです。高校生ももちろん良いわけじゃあありません。良いわけじゃありませんが、去年と比べて内定率は上がりましたね。70.6%というわけです。大学生は下がっているのに、高校生は上がっているというわけです。こういったところをですね、もちろん皆さんされているでしょうが、きちんと分析していかなければいけないんじゃないかなと思うんですね。そしてそういったことを共有して方策を考えていく。そういうことをですね、もっともっと私たちは真剣にしなきゃいけないんじゃないかと思うわけです。

 

【弊社で原稿化すると】
 就職内定率についてみてみましょう。スクリーンに映したグラフをご覧いただけますでしょうか。これは、厚生労働省・文部科学省がまとめた卒業予定の高校生と大学生の就職内定率の推移です。赤い線(※)が大卒者の就職内定率で、青い線(※)が高卒者の内定率です。
 ご覧いただいたとおり、2010年11月末現在で、大学生の内定率は、調査を始めた1996年以来最低になっています。68.8%です。過去3年、連続して下がり続けています。みなさんもご存知だと思いますが、かつてバブル経済が崩壊した後の就職氷河期と言われた頃と同じくらい、あるいはそれ以上に大学生にとっては大変な時代になっているということが、簡単に予測できます。「就職したいのにできない学生」「進学もできない学生」、いわゆる就職浪人となる学生たちが、10万人を超えるという予測もされています。それについてはもちろん大学や学部などによって差はありますので、その辺りにつきましては、後ほど詳しくお話ししたいと思います。
 では、グラフで青く示した高校生の推移を見てください。高校生ももちろん、内定率が高いわけではありません。高いわけではありませんが、去年に比べて内定率は上がりました。70.6%です。大学生は去年より下がっているのに、高校生は上がっているというわけです。もちろん、みなさんすでになされているでしょうが、こういった点をきちんと分析していかなければいけないのではないかと思うのです。そして、そういったことを共有して方策を考えていくことを、私たちはもっと真剣にしなければいけないのではないかと思うわけです。

※資料を提供いただだければ、このような表記が可能になります。

 

見本3

【テープ起こしの原文では】
 今日はですね、最近非常に増えている消費者トラブルについてということでお話をさせていただきます。事例を中心にしながらお話させていただこうと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思っております。
 まずですね、最近増えている震災に乗じた悪質な手口。こういったものも増えています。この事例から紹介させていただこうと思います。業者はさまざまな手口を使ってきますから、正確に判断する目を私たちはもっと養わなければいけません。これがその事例です。ちょっと読みます。ある相談者からの例ですね。突然電話で震災の被災地を支援する会社の未公開株を買わないかと言われたと。この会社は政府関係機関に呼びかけて救済センターを立ち上げたんだそうです。こういう時、相手はすごく真っ当そうな会社であることを強調するんですね。その救済センターは医療活動だけでなく、被災地で困っている人へのあらゆるニーズに応えられるような取り組みをするんだと。国際的な有力者も協力していて、これからどんどん成長していく企業だということなんですね。支援のつもりで未公開株を購入すれば、後で儲かって一石二鳥だって言うんですよ。そう説明されたということです。しかも、ちゃんとしているように見せています。後からパンフレットを送ってきて、そこにはちゃんと理事長の名前とか、住所とか、書いてあるんですね。それでも相談者は一応、電話をしてみたそうです。そうしたら、ちゃんと救済センターがあったそうです。だから信用して、その後に訪問してきた人から未公開株を購入してしまったんだそうです。

 

【弊社で原稿化すると】
 本日は、最近非常に増えている消費者トラブルについて、事例を中心にしながらお話しさせていただきます。ぜひ参考にしていただければと思っております。
 まず、最近増えている「震災に乗じた悪質な手口」の事例から紹介させていただこうと思います。業者はさまざまな手口を使ってきますから、正確に判断する目を私たちはもっと養わなければいけません。
 スクリーンに映しだしたのが、ある相談者からの事例です。
 その相談者は、突然電話で「震災の被災地を支援する会社の未公開株を買わないか」と言われました。この会社は、政府関係機関に呼びかけて救済センターを立ち上げたのだそうです。こういう時、相手はすごく真っ当そうな会社であることを強調するんですね。そして、「医療活動だけでなく、被災地で困っている人へのあらゆるニーズに応えられるような取り組みをするんだ」「国際的な有力者も協力していて、これからどんどん成長していく企業だ」「支援のつもりで未公開株を購入すれば、後で儲かって一石二鳥だ」と説明されたということです。
 しかも、救済センターはきちんとした組織のように見せかけています。後からパンフレットを相談者に送り、そこに理事長の名前や住所などが書いてあるのです。それでも相談者は一応、電話をしてみたそうです。そうしたら、救済センターはきちんと存在したそうです。そのために信用してしまい、後日訪問してきた人から未公開株を購入してしまったんだそうです。

 

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>>制作実績

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